会計事務所転職の遍歴
私の税理士業界での経歴です。18年間で5か所の事務所で勤務しました。
資産課税の退官税理士の事務所 [2001年ー2003年]
一番最初に、税理士業界に入った時は、未経験で簿記の資格は「日商簿記3級」という超ショボいスキルで転職しました。
未経験からのスタートで、業務はほぼ会計の入力、簡単な申告書の作成、届出書の作成等で顧客対応はほとんどやってませんでした。
お客さんと接すること、税務調査に立ち会うことなどの経験を積むこと、給料アップを実現するため転職をすることになります。
査察(マルサ)出身の退官税理士の事務所 [2003年ー2007年]
元国税庁査察部出身の退官税理士の事務所で、法人の顧客を中心に担当し、巡回監査、税務相談、決算書・申告書作成などの業務に従事しました。この事務所で、一般的な税務のすべてを学びました。実務経験2年程度でしたが、担当も持たせてもらい、税務調査の立ち会いなども顧客対応はすべて任せてもらえました。おそらく税理士業務の基礎ができたのはこの事務所で働かせてもっらたおかげです。
また、税務調査の立ち会いのノウハウのほとんどをここで学びました。
ファンド管理、コンサルティング中心の税理士法人 [2007年ー2010年]
組織再編やM&Aの業務に興味を持ち、転職を決意。
東京の税理士法人で、小規模ながら不動産の証券化スキームやSPCといったファンドに関わる税務、M&Aや財務デューデリジェンスといった業務を行う事務所に転職しました。
代表税理士が大手税理士法人出身で、M&Aなどが得意の税理士でありながら年末調整など一般税務の経験が少なく、独立するうえで法人顧問もやる上で必要不可欠なため、その部分を補い後進への指導を期待されての採用でした。
勤務後半は新人の採用や教育が主要業務でした。
新規開業する税理士の事務所の立ち上げ [2010年ー2012年]
会計事務所勤務の友人の先輩が独立することになり、右腕になる経験豊富な人材を探しているという話から、この先輩の事務所の立ち上げに参画。
事務所の集客のことも、代表税理士と一緒に考え、WEBコンテンツ制作については一任されていました。集客のため税理士紹介サイトを利用したのもいい経験になりました。
また、ここでは、実務をこなしつつ集客や新人の採用・教育までを行いました。
相続税と一般税務を扱う税理士事務所 [2012年ー2019年]
育児の環境などのため、東京から福岡に移住を決意。
福岡の個人事務所で、一般税務のほか、相続税などの資産税、事業承継、医業関連の税務など幅広く担当。小規模な事務所であったため実務はすべて自ら行い、ここでも新人の採用・教育に携わりました。
また、事務所のWEBサイト運営など、インターネットでの広報、情報発信、集客などの業務にも従事しました。